最近は、“適応障害”という言葉をニュースやネットでよく見かけるようになりましたね。今日はその適応障害について、優しく分かりやすくお伝えしたいと思います。

適応障害とは?
“ストレス因により引き起こされる心理面や行動面での症状で、社会での活動(主に仕事)が出来なくなっている状態”と言えます。
ストレス因には、個人レベルのものから災害レベルのものまでがあります。
ここまで聞くと、「多くの精神疾患が適応障害じゃないか!」と思われるかもしれません。さすがです。その通りなのかもしれません。精神医学上では、他の診断を除外する必要がありますので、他の疾患に当てはまらなければ“適応障害”となるわけです。実際は時間の経過につれ診断が変わっていくことも多いので、そのほかの疾患の前兆的、表面的役割の疾患なのかもしれません
“はっきりと特定できるストレス因があり、その反応で社会適応が障害されている状態“なので”適応障害“と言うわけです。
何がストレス因になるかは、その人それぞれによって変わってきますし、耐えられる水準というのも人それぞれによって変わります。またストレスを受けてどう反応するかということも人それぞれですよね。
個体差、つまりは“生まれつき決まっている”部分も少なからずあり、精神力や意志力でどうにもならない領域も存在するのです。(黒板を引っ掻く音は思い出しただけでも体が反応してしまう人がいるように)。
また耐えられているから、強い人!大丈夫!と言う事もなく、ずっと耐えていたからこそ、後々大きく調子を崩してしまうということもあるやもしれません。
“自分という舟は、どれほどの荒波を乗り越えていける船なのか“を意識しておくことは危険な航海を避けるためには欠かせません。
そのためにも、日頃から心理面のセルフモニタリングが重要な役割になってきます。
”社会の荒波に日々揉まれているからストレスが自分にはこれだけかかっているんだ(もちろん学生さんには学生の。育児には育児の、日常的なストレスがある)“という意識こそ、自分にも他人にも優しくなれる秘訣であり、適応を保ち続けるコツにもなります。
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まだまだ参加者は少ないですが、見かけたら是非メンタルチェックを一緒にしましょう(^^)
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